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視力の矯正方法について
視力が落ちてしまい、日常生活に不便な点が出てきた時などには、視力の矯正を考えます。しかし、ひとことに視力の矯正といっても、様々な方法があります。
視力の矯正方法には代表的なものとして、「眼鏡(メガネ)」「コンタクトレンズ」「LASIK(レーシック)」「眼内コンタクトレンズ(ICL)」などがあります。それぞれの視力回復方法には、もちろんメリットもデメリットもあります。
眼鏡(メガネ)
視力の矯正といえば、まず初めに思い浮かぶのは眼鏡(メガネ)かもしれません。非常にポピュラーな視力の矯正方法であることから、眼鏡のユーザーは多いですが、反面、コンタクトレンズに切り替えたり、手術による視力の矯正を望む方も少なくありません。
メリット
- 着脱が簡単
- レンズを拭いたり清潔にしやすい
- 着用時間に制限がない
- 古くから親しまれている
- ファッションの一部にもなる
デメリット
- 視野が狭い
- 手入れや紛失等、災害時に非常に不便
- スポーツ時や入浴時、悪天候時には装着困難
- 強度近視の矯正に向かない
- 視力に左右差のある方に向かない
コンタクトレンズ
今では視力の矯正にコンタクトレンズが使用されるのは非常に一般的になっています。はじめはハードタイプのものが登場しましたが、1960年代くらいからソフトタイプのものが登場し始め、現在では毎日使い捨ての1dayタイプ、より酸素透過率の高いタイプものが使用されるようになっています。
メリット
- 歪みが少なく裸眼に近い見え方
- 強度近視・強度乱視の矯正可能
- 左右差がある方でも矯正可能
- 外見が変わらない
デメリット
- 装用時間に制限があり、使用方法によっては眼に癒着が発生する可能性がある
- 手入れや紛失等、災害時に非常に不便
- ドライアイの人は装用が困難
- 長期間装用で角膜内皮に悪影響の可能性がある
- 手入れ不足により、感染症の危険性がある
LASIK(レーシック)
今では視力の矯正にコンタクトレンズが使用されるのは非常に一般的になっています。はじめはハードタイプのものが登場しましたが、1960年代くらいからソフトタイプのものが登場し始め、現在では毎日使い捨ての1dayタイプ、より酸素透過率の高いタイプものが使用されるようになっています。
メリット
- 裸眼で生活ができる
- 痛みなく、手術直後から視力が得られる
- メガネ・コンタクトで矯正不可な歪みを矯正可能
- 術後、生活やスポーツにほぼ制限がない
- 手入れが要らず、災害時等にも困らない
デメリット
- 手術後、一時的にドライアイの症状が出る場合がある
- 手術後、稀に一時的なコントラストの低下やハロ・グレア現象が現れる可能性がある
- 夜間になると視力が低下する可能性がある
- 強度近視・強度乱視は不適応
眼内コンタクトレンズ(ICL)
今では視力の矯正にコンタクトレンズが使用されるのは非常に一般的になっています。はじめはハードタイプのものが登場しましたが、1960年代くらいからソフトタイプのものが登場し始め、現在では毎日使い捨ての1dayタイプ、より酸素透過率の高いタイプものが使用されるようになっています。
メリット
- 裸眼で生活ができる
- 強度の近視や乱視、遠視にも対応
- 日帰り手術で仕事も早期復帰可能
- 高い矯正精度と長期の安定視力が得られる
- 術後の合併症や夜間の見にくさから解放される
- 万一の場合はレンズを取り出し
- 術後、生活やスポーツに制限がない
- 手入れが要らず、災害時等にも困らない
デメリット
- 手術費用が高い
- 手術までの待機期間が長い
- ハロー・グレア・光の輪
- ICL手術後、まれに追加治療が必要に
- 術前後のケアが大切